デトックス11日目にして、"究極の足るを知る体験"をした。
5月15日からデトックスをしている。最初の1週間は、限られた食材のみで昼ごはんだけ。2週目は一切ご飯を食べず、フラフラになって倒れないために必要な最低限の栄養素を液体でのむプランだ。
プラン料金は10万円。いやー高い。ただ、価格に見合う価値があるかどうかは、自分の取り組み方次第。たいして貯金もないのに10万円という大金を払ったので、本気にならざるを得ない。ライザップ的な思想をもって挑戦してみた。
短期的に期待していたのは、
『睡眠の質を高める』
『鼻の通りを良くする』
中長期で達成したいのは、
『質の高い睡眠を毎日続けるためのルーティンをつくる』
そのために、「自分の健康に影響する変数を見つけ、影響度合いを見極め、どんな行動をどのように修正すれば良いか」を見つけ出す必要がある。
こんな具合でガッツリ毎日更新中。
正直いまのところ、心身ともに劇的な変化はない。
・五感が鋭くなったっぽい
・一日中スッキリ感があり集中が継続しやすい
(食べてないから消化にエネルギー使っていないだけ)
こんくらい。
でも、今日は予想外の気づきがあった。
商店街でカツカレー屋の看板が目に入ってしまい、「うっわ、やば食べたい状態」になったとき。
「くっそー、早くデトックス終われよ。我慢の限界だー!」
という思考には一切ならなかった(昨日まではずっとそんな感じだった)。
まさかの、、
「いつも食べたいときに、食べたい場所で、食べたいものを、食べたい量だけ、食べているのは当たり前じゃない。どれだけ今の環境が幸せか、あまりにも幸せすぎる。まじでほんと、みんなありがとう。世界ありがとう。」
と、僕のアタマが唱えはじめたのだ。プチ悟りと言えるかもしれない。
食べない状態に身体が慣れたのもある。
ものごとに対して、思考が瞬間的にポジティブ変換をはじめたのだ。
ここ5年くらいで、いちばんの"足るを知る感覚"を味わえた。
(5年前は、半年間のカナダ留学で、友達や家族、日本食が恋しくなった)
失ってからしか、
ほんとうの価値はわからない。
という人間の本質を、体験を以て学べた。失うとまではいかなくても、距離をおけばそれなりに価値を実感できる。
当たり前で価値を感じづらくなってしまうことはいっぱいある。
身近にあるたいせつな人、モノ、環境、自分の状態。これからも定期的に距離を置いていこう。
最小限の荷物でひとりキャンプをしていた、キャブヘイというYouTuberを思い出す。実行には一ミリも興味ないただの観戦者だったが、ひとりキャンプにも挑戦してみたくなった。
滝行もしてみたい。あと、インドでヴィパッサナー瞑想の修行もしてみたい。
やりたいことが増えた。新しいことに挑戦すると、いつもまた何か挑戦したくなる。
人生がさらに楽しくなってきた。